
アレルギー性鼻炎などが原因で鼻が詰まると、鼻呼吸が難しくなり、無意識のうちに口呼吸になってしまうことがあります。
口呼吸が習慣化すると、口や顎の発育、さらには歯並びにも大きな影響を及ぼします。
歯並びは、舌が内側から歯を押す力と、唇や頬の筋肉が外側から支える力のバランスによって保たれています。
しかし、口呼吸が続くと唇や頬の筋肉が使われにくくなり、舌の位置も下がるため、上顎の発育が十分に行われません。
上顎が狭くなると、歯の並ぶスペースが不足し、叢生(ガタガタの歯並び)・上顎前突(出っ歯)・反対咬合(受け口)・開咬など、さまざまな不正咬合の原因となります。
また、上顎の成長不足は鼻腔の発達にも影響し、さらに鼻づまりや口呼吸を助長するという悪循環を引き起こします。
そのため、成長期のうちに鼻呼吸を獲得し、上顎の発育を促すことが、健康で美しい歯並びをつくる最も大切なポイントです。
風邪やウイルス感染、副鼻腔炎(ちくのう症)などで粘膜が腫れて鼻が詰まります。特に子どもは繰り返しやすい特徴があります。
アレルギーによって鼻が詰まった状態が続くと、鼻呼吸がしづらくなるため、口呼吸が習慣になってしまいます。アレルギーの原因としては花粉、食べ物、ペット、ハウスダスト、お薬、などさまざまなものがあり、花粉症のように季節性のものもあれば、通年続くものがあります。
アデノイド肥大(のどの奥にあるリンパ組織の腫れ)や鼻中隔の曲がり、鼻の中の骨の肥大など、鼻の通り道が狭くなることで起こります。睡眠中のいびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になることもあります。
口呼吸の癖、猫背やうつ伏せ寝などの姿勢、食生活の乱れも鼻づまりに関係します。鼻を使わない習慣が続くと、鼻の通りが悪くなることがあります。
小麦(グルテン)、乳製品(カゼイン)、砂糖などの食べ物が体質に合わない場合、腸や全身で炎症を起こし、それが鼻の粘膜の腫れにつながることがあります。遅延型アレルギーとも言われ、慢性的な鼻づまりにつながります。
赤ちゃんは鼻の通り道が狭いため、一時的に鼻づまりが起こりやすいですが、成長とともに改善することが多いです。
鼻づまりが原因で口呼吸が習慣化すると、歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。当院では食生活指導や睡眠環境指導、耳鼻科連携などを通して、アレルギー体質の改善に力を入れております。
お子様の鼻づまりやお口が開いているなどの症状が気になる場合はお気軽にお問い合わせください。